Friday, September 29, 2006

ワシントンDCゴルフ事情 【其の一】

暑さの厳しいDCの夏もやっと終わりを告げようとし、紅葉が美しい秋の訪れを感じさせています。本格的な冬に入るまでのこの季節、全米一の公園都市であるDCはスポーツを楽しむには最高の土地です。緑豊かな公園でのサイクリング、ポトマック川でのマリンスポーツ、またジョージタウンの学生であればキャンパス内にある体育館(Yates Field House)にてバスケットボールやテニスを楽しむ人々を多く見かけます。また、毎日の授業、課題、グループワークの喧騒から離れ、気分転換とストレス解消を兼ねて、思う存分ゴルフボールを打ち放つには素晴らしい環境が整っています。
隣接するメリーランド州、バージニア州を含めれば、ダッファーも楽しめる平坦なコースから全米でも名門中の名門と謳われ全米オープンも二度開催されたコングレッショナルCCまで数多くのゴルフ場が隣接し、その殆どがパブリックコースとして日本に比べ非常に安価なグリーンフィーでのラウンドが可能です。コース状態は、各ゴルフ場のグリーンフィーに応じて違ってきますが、よく整備されたベント・グラスのフェアウェイ/グリーンを持つコースでも平日であれが$50前後で楽しむことができます。多くのコースがワシントン中心部から車で約30-40分の距離に位置し、毎ホール数組待ちといった無駄な時間を費やすことなく快適に18ホールをスルー・プレーできる環境は東京近辺では望むべくもありません。
ラウンド終了後、仲間と共にクラブハウスのテラスにて夕焼け色に染まる空を眺めながら琥珀色のビールで喉を潤す。そんなアメリカンライフを満喫できるのも留学生活の大切な1ページではないかと思います。尤もそんな時間があればの話ですが。。。
Pinewell (class of 2007)

Wednesday, September 27, 2006

Midterm試験

学校から2マイルほど離れた場所から自転車通学をしている。9月の半ばに一度かなり気温が下がり、キーブリッジ(学生の多くが住むバージニア側とジョージタウンを結ぶ橋。ポトマック川に架かる)を渡るのが結構きつかった。冷たい風が顔に当たる。なるほど冬の厳しさを予感させる…と思っていたが、その後気温は回復。朝晩は冷えることもあるが、日中は非常に気持ちの良い、まさにスポーツの秋という感じになってきた。

そんな雰囲気にあった先週末だが、スポーツ気分はちょっと待ったとばかりに、ミクロ経済学(正式名:Microeconomic Analysis for Business Decisions)のMidterm試験があった。Prof. Macherが1年生全体(4コホート)を受け持ち、非常な熱意を持って教えてくれている教科。資料にも熱意がこもっているし、パワーポイントもしかりで、あちらこちらからデマンドカーブが飛んでくる。…アニメ効果を使っているからいいというわけではないけれど、少なくとも受講者への想いがなければスライドに効果は与えない。また必ず提供される数種類の新聞記事からは、決して学習を机上で終わらせず、常に社会・経済との繋がりをもった視点を持たせよう、という強い想いがうかがえる。質問メールへの回答も懇切丁寧。Midtermに臨んでは、試験前日・前々日にそれぞれ2時間の補習を開く、という熱の入れようだった。

学生もそれに応え、Midtermに向けてしっかり準備し、勉強していた。僕の学部生時代(10年前)には、授業も試験対策ももっとおおらか(?)だった覚えがあるので、意外な気分で周囲を見ていたのだけれど…(後で友人から、キミのとこの大学の雰囲気が特殊なんだ、と諭された)。ともかく全体的に良い雰囲気があり、結果としてスコアでも平均80%をマークして、教授に"I was pleased."と言わしめた。よし。

各教授の熱のこもった授業に加え、教授間で情報をやりとりして、質が高く一体感のある教育にしようとしている。これは受けている方としてもとても気分が良い。具体的には、ストラテジーの授業のケース企業を、アカウンティング授業でも同じ企業を参考として用い、数字面からのアプローチを加える、など。また宿題や試験の負荷具合も話し合われている模様で、極度な無理はかかってこない。この教授間連携は日本の教育では経験したことがなかったので新鮮だ。

苦しみながら、そして色々な感慨を持ちながら受けてきた1st moduleも、もう2/3を経過。Midtermのあと、少しするともうFinal Examだ。Module制の恩恵でダレることなく多くの教科がそれぞれ短期間で(必要なものについては2 module連続、すなわち1セメスターで)学べるのだけれど、うかうかしている暇が無いのも事実。授業も難しくなってきたことだし、ここで気合いを入れ直してこのmoduleを乗り切り、うまい酒を呑もう。

Kit (Class of 2008)

Monday, September 25, 2006

Wall Street Journal Ranking

先日9月20日にWall Street Journal のビジネススクールランキングが発表となり、Georgetown Universityが19位(昨年38位)に躍進しました!!

以下は記事の引用です。

"Among the biggest gainers this year were the University of Texas, Georgetown University and the University of Florida.

Recruiters believe Georgetown's new dean and career-services director have made speedy progress in producing more polished, marketable graduates. "Georgetown M.B.A. students are confident and proficient at their work without being cocky, which in a consulting environment is absolutely critical to effective team dynamics," says Mark Huson, a management consultant for Booz Allen Hamilton. "It's something that I've seen translated into very solid work -- minus the self-promotion that many M.B.A.s seem prone to.""

全文はこちら。
http://online.wsj.com/article_email/SB115860376846766495-lMyQjAxMDE2NTI4MDYyMDAzWj.html

当校は昨年NYUから招聘した新Deanの下で、Career Management の強化に力を入れるとともに、International Business という特色の強化、DCの地の利の活用といった方針を打ち出しているのですが、その成果が少し出てきているのかなと思うと、もちろんランキングが全てではないですがうれしくなります。

2008年には新校舎も完成し、今後当校の教育環境は一層充実していくことでしょう。まだ比較的歴史の浅いビジネススクールですので、更なる向上をめざして我々在校生が当事者意識を持って主体的に学校を盛り上げ、結果的に徐々にランキングが上がっていくと良いな、と思います。

K(Class of 2007)

Sunday, September 24, 2006

digital mind-set

MBAの2年生が始まってしまった。

夏の間は、1ヶ月ほどUSA内を旅行した後、Japanに戻っていた。
Japan Societyの同級生の中には、旅行が大好きな方もおり、休みに旅行しないなんて超もったいなーいというreactionを受けるのだが、僕は旅行が特に好きでもなく、美術や音楽にも興味がなく、更に最近はテロやら内戦やら未知の伝染病やら、世界中あちこち危ない。
一瞬、世界中を旅行しようか?という盛り上がりが自分の中で発生したものの、まぁ、旅の感動なんてどーせすぐ忘れるし、flowにしかならんな、と、いつもの冷めた感覚がすぐに戻った。
と言うことで、Japanでは、Tokyo / Okinawaのどちらかにいて、あとは親孝行で、母親を連れてThailandに旅行に出ていたりしていた。

で、Tokyoでは、会社の同僚や、社外の友人と時々会っていたりしたのだが、そこで色々な人に言われたのだが、僕の思考はデジタル化しているようだ。

こんなことがあった。
僕の女友達には、30歳前後の方が結構いる。顔良し・オシャレで今風・人気の職業(医療従事者、アパレル等)・明るく会話上手、という、モテる条件を全て兼ね備えたような女性達だ。

この帰国で、何人かと久々に会って飲みに行って会話したのだが、皆さんが口にする共通の話題に「私もそろそろイイ人を見つけないと…」ってのが目立った。
話してみると、女性は30歳というのが一つの区切りらしい。
どー見ても素敵な女性なのだが、出会いがないのは如何ともし難いようだ。

※まぁ、独身/既婚で人間の価値が変わるはずがない。でも、in the public eye的に、そのような区切りが存在することは、現実として認識せざるを得ない。

以前なら、こんなsituationになると、駆け引きのtimingを図るか、もしくは「いやそんなことないよ。君ならきっと素敵な人が見つかるさ」的な、毒にも薬にもならないfollowをしてお茶を濁していた。

しかし、MBA入学後の僕は、以下のようなreactionが典型的だ。
「厚生労働省による人口動態統計によれば、我が国における初婚年齢は、男性29.6歳、女性27.8歳らしいよ。また、法的に結婚が許される年齢がrangeの開始だとして、これにチェビチェフtheorem(名前が正しいのか実は分かってないのだが、構わず続ける)を無理やり当てはめると、標準偏差が4歳位だと思うんだよね。と言うことは、今29歳の君は、(29-27.8)÷4=0.3なので、標準偏差0.3個分しかmean valueからずれてない。この点のp-valueを正規分布表から求めると、約0.618だ。つまり、29歳の女性は、100人中62人しか結婚していないということだよ。29歳でもまだまだ全然OKだよ」

これを聞かされた女性は、たいてい最初は「はぁ!?ナニ言ってんのアンタ、意味分かんないわよ!」という顔をする。が、僕としては、漠然と自分に自信を無くすよりも、自分のpositionをquantitativeに理解してほしいと思い、ついつい熱が入る。
最後には、僕の意図を理解し、安心してくれる(ように僕には見えている)。

そういえば、以前も「女が男を選ぶのは、外見でも、学歴や経済力でもなく、精神的な包容力が全てだ」と主張した女友達を、統計学や経済学、社会学などを持ち出して徹底論破したことがあった。
「世の中のカップルを100組サンプルとして抽出する。て、そのうちxx組がyyの特性を持つカップルである。この背景は○○○である。結論としては、君の主張は数量的な裏付けに欠け…」という具合である。
その後、しばらくこの友達とはcommunicationが途絶えた。

MBA留学では、頭がデジタルになるようです。デジタルな自分も嫌いじゃないけど、
どうなんでしょうかね?

あー長々と書いてしまった。これからService Operationの予習しなきゃ。
それでは皆さま、おやすみなさい。
Kuni

Sunday, September 17, 2006

Diversity Day

今週は1年生のModule 1の一つ目の山場でした。 通常の授業がある上にExamが2つにCase Reportが1 or 2つ(人によって違う)です。 本当にきつかったです。 そしてそのうっぷんを晴らす場として?金曜日に企画されていたのがDiversity Dayです。

何の日かというと、Georgetown MBAに在学する色々な国の学生達がそれぞれの国のご自慢料理を振舞うのです。 アジアをはじめ、南アメリカ、カリビアン、ロシアなどなど各国のブースが設けられ、そこでご自慢料理を無料で食べられるのです。

そして、われらがJapan Societyは「たこ焼き」と「手巻き寿司」を振舞いました。 寿司はアメリカに深く浸透していて、結構寿司好きな人が多いです。 なので手巻き寿司はもちろん人気でした。
たこ焼きは・・・ 「これは何だ?」と聞かれる事が多くて、答えるのが大変でした。
"Tako means octopus, and Yaki means grill"
とか
"Grilled dumplings with bits of octopus" 
とか言ってみました。通じていたみたいです。 そしてリアクションで多かったのは
" Octopus !?"
です。 
まぁ、確かにあのボールの中にタコを入れるって発想は面白いですよね。

わずかなスペースでこんな異文化体験ができるのもMBAの醍醐味だなぁと思いながら楽しんだ1日でした。

Rettangolo(Class of 2008)

Tuesday, September 12, 2006

Class of 2008

Class 0f 2008のTomoです。

Moduleが始まって気が付けば3週目。まだまだ予習・課題に追われて面白いネタを見つけるほどの余裕も無いので、今回はClass of 2008の日本人の陣容についてご紹介。

Class of 2008の日本人は全部で6名(男性5名、女性1名)で例年よりも少ないです。出身業界は、金融、IT、コンサル、エネルギー、通訳とバラバラです。3名はポトマック川を挟んで大学の対岸にあるロズリン地区に住んでおり、その他の3名もロズリンから伸びる地下鉄オレンジライン沿いに居を構えています。

Georgetownでは1学年を4つのコーホートに分割して、1年間同じコーホートのメンバーと授業を受けるのですが、6名の日本人は3つのコーホートに2人づつ配分されています(なぜか一人も日本人のいないコーホートが1つあります)。おかげで、授業や宿題で判らないことがあっても、同じコーホートの日本人メンバーと助け合いながら授業を受けることが出来ています。

今週はLabor dayで休日だった先週月曜日の授業の振り替えで金曜日まで授業あります(涙)。すでにOverCapacityの感が否めませんが、とりあえず一日一日生き延びることを目標に頑張ります・・・

Saturday, September 09, 2006

服装のマナー

授業がスタートして早2週間。9年も社会人やった後なのでAttention spanが短く、集中力が続かない。Multitaskとは、一つのタスクを長く持続できない人をPositiveにSpinした言葉だとクラスメートの一人が言っていたが、まさにそうであろう。

一年目のコア授業は、Strategy、Organizational behavior、Financial accounting、Quantitative methods、そしてMicroeconomics。一日に2 or 3コマの授業が、午前ないし午後にある。週休は金、土、日の3日。

又、授業のスタートと同時期に始まったのがキャリア開拓の関連行事。

昨日、金融、コンサルなどの業界よりパネリストを招待して、その業界の特徴を勉強する Career XtravaganzaがLeavey Centerにて行われた。

ビジネス・カジュアルという発想を生み出したアメリカでは、ビジネス・パーソンが所構わず砕けた衣服を身に着けていると多くの日本人は思っているのではなかろうか。それは全くの誤解。クール(ウォーム)・ビズが持て囃された日本のビジネス・シーンよりもTPOを重んじるのが当地の社会。、クラスメートの大半がダーク系のスーツに白いシャツを身に着けていた。キャリア・マネジメントの部長よりは、就職活動での赤のネクタイは着用不可、のメッセージが事前に発信されることからも分かるように、アメリカでは服装のマナーを大変気にする。

さて、Career Xtravaganzaの方は、新たな情報源にはならなかったが、今後を考える良い刺激にはなった。

StratとOBのCase write-upが明日Dueにも関わらず、暢気にUS Openを見ているTakster(’08)でした。

Tuesday, September 05, 2006

KOTOBUKI


 先週水曜日から授業が始まりました。今年度からは選択科目になるので、マーケティングを中心にDerivative、Real Option関連のクラスを履修していく予定です。興味のある分野から集中的に授業を取れるようになるので、しかっり勉強せねばと思いますが、まだまだ休みぼけで75分間座っているのがつらい状態です。まだ授業も始まったばかりなので、今回は夏休み中の話を。

夏休みに入ってすぐ妻の差し歯が割れてしまいました。渡米前に時間がなかったので短時間で治療してもらったのが悪かったのかもしれません。補償期間中だったため日本での歯科医が無料で治療してくれるのと、日本で入ってきた医療保険が歯科をカバーしてないため、急遽妻が帰国することになりました。

2週間の単身生活の間に何回か利用したのが、CARBARNから車で北西(Foxfall st-MacArthur Blvd)に約5分程いったところにあるKOTOBUKIという寿司屋さん。トロなど魚介盛りだくさんのランチのちらし寿司(海鮮丼と言ったほうがいいかもしれませんが)がお勧めです。値段も時は$8.50なのでまずまずお手頃だと思います。DCの中心部から離れているせいか平日昼時にいっても比較的すいてるし、駐車スペースも見つけやすいので便利です。 M st. を西へ行くと二股に分かれてますが、決してCanal Roadには入らないように。しばらく交差点やUターンできるスペースがないので、戻ってくるまでにかなりの時間がかかります。

市街地にある学校にもかかわらず、MSBの回りではうまくて、早くて、手頃なお店が少なく昼食の選択肢は多くありません。学校から約2マイルあるので、徒歩で行くのはちょっとつらいですが、車で学校に来てる人は一度行ってみてください。

 

KO