Wednesday, December 19, 2007

独身学生の日常生活

DC及びGeorgetownの様子を少しでもイメージしていただけるように、
Module 2のある月曜日の様子をお伝えしたいと思います。


朝7時半起床、8時過ぎに家を出てRosslyn駅のほうへ向かう。
駅前にある停留所からGUTSバスに乗ると、クラスメートが続々と乗ってくる。
Key Bridgeを渡って信号を左折すればCar Barn。
運転手にCar Barn前で降ろすように頼んでおくのだが、
時間帯によっては聞き入れてもらえないことも…。
Car Barnの前で無事降ろしてもらい、エレベーターで2階へ移動。
朝のCar Barnには淹れたてのコーヒー(regularとdecafe)と水が用意されている。

8:50からFinance。Pinkowitz教授は、
授業開始直前まで教室でロックを聴いてテンションを上げてくる。
初回から学生全員のフルネームを覚えてくるあたりは、さすがだ。
Financeはコールドコールの嵐なので、本当に気が抜けない。

2限はMarketing Management。
Goodstein教授も隣のPinkowitz教授を意識してか、
開始前にJack Johnsonなどを流し始めた。彼はジョークをふんだんに織り交ぜて、笑いが絶えない。
ただ、日本人の私には、彼が引き合いに出すアメリカの企業やブランド名がわからず、
あとでチームメイトにそのブランドの背景を教えてもらうことが多い。

昼飯は、Car Barnの近くにあるWiseMillerでハンバーガーを買ったり、
M Street にあるアジア料理屋や、近くのMallのフードコートまで出かけたり。
キャンパスにはSUBWAYやTACO BELLもあるが、
MSBの学生はあまり利用してない様子。
ちなみに、食後のコーヒーがほしい私は、近くのSAXBYS や
M StreetにできたばかりのSTARBUCKSへ。

その後、Car BarnのFish Bowlは混んでいるので、
私のチームはお決まりのLauinger Libraryに集合。
まず雑談からスタートし、Problem Setの答えを照らし合わせたり、
Financial Accountingの宿題である、Capsim(経営シミュレーション)をやったり。

14:40からQuantitative Methods。
Mod1の統計学に引き続き、Mod2ではManagement Scienceの基礎を学習。
Guerrero教授は、英語も聞き取りやすく、学生の理解に合わせて丁寧に教えてくれる。

今日もこれで終わり。
ただ家に帰ると眠ってしまうので、図書館や空き教室で少し勉強。
再びCar Barn前からGUTSバスでRosslynまで戻る。

夕飯はRosslyn近辺で食べたり、買って帰ることもあるが、自宅で作るように努力。
日本から持ってきた料理の本を制覇できるといいのだが…。
音楽を聴いたり、テレビを少し見てから(あるいは仮眠をしてから)、
翌日のManagement CommunicationやAccountingの予習、
あるいは今週締め切りのレポートのケースをまとめ始めたり。
気がつくと2時、3時…。そろそろ寝ないと翌日に響くのでもう寝ることに。
RA

Wednesday, December 12, 2007

サマーインターンシップ就職活動

期末試験に引き続き開催されたキャリア関連イベントも今日で最終日を迎え、ようやく本当のWinter Breakが明日から始まります。1stラウンドで出願した僕にとって、あと一ヶ月ほどで、合格から一年が経つことになります。去年の今頃は出願を終え、インタビューのスケジュール調整をしていたかなぁ?合格~退社、留学準備、サマー、MBAスタート、思えばあっという間の一年でした。Module制のGeorgetownとしては、既にMBA全過程の4分の1が終わったことになります。信じられない(笑)。特に、学校が本格的に始まった8月末から2nd期末試験の12月上旬までの3ヶ月半は一瞬で過ぎ去りました。慣れないインタラクティブな講義スタイル、改めて実感させられる英語の壁、(広く浅く)ものすごいスピードで進んでいく授業、、、加えてインターンシップの就職活動があったため本当に忙しい3ヶ月でした。

'09のみんなが学校の授業の様子は紹介してくれたので、今回は、就職活動についてお話したいと思います。①Career Management Office関連、②Student Club関連、③独自の活動について簡単に触れた後、僕自身が活動の中で感じたことを最後に記載したいと思います。

1)Career Management Office
1789に設立されたGeorgetown大学にあり、McDonough School of Business(MSB)の歴史は20年+α。MBAとしては比較的新しい学校です。ランキングUPに向け、学校としてもPlacement Facts(卒業後の進路)は非常に大事にしており、某超大手金融機関リクルーティング出身のDirector(Career Management)以下のスタッフが様々な形でサポートをしてくれます。今年は、まず、学校が始まるサマーシーズンに進路に関するワークショップが開催され、キャリア全般に関する説明、オンラインでの特性テストの紹介、自己分析ツールの説明がありました。MBAオリエンテーションの際は、今年は各業界でインターンシップを経験した2年生の学生による体験談と質疑応答、WEBツールの活用方法説明、“ささる”エレベーターピッチの練習など。授業がスタートしてからは、企業説明会、ネットワークイベント、面接などがアレンジされており、一週間のうち半分は、どこかの企業が学校に来ているイメージです。

2)Student Clubs
Georgetown大学には、Finance、Marketing、Consultingと3つの大きなProfessional Clubがあります(他にもOperations、Investment、、、などのクラブが存在します)。ネイティブ及び、インターナショナル ステューデントの大多数がどこかのクラブに所属していると思われます。もちろん複数のクラブへの参加も可能。参加するメリットとしては、当該業界でのインターン経験者、フルタイムでの業界出身者を含む学生とのコネクションができることや、Career Dayといわれる企業を招聘しての説明会、ネットワーキングイベントに参加できること、プレゼンで来校する企業や各業界に進んだアルムナイの紹介を受けることができる点などがあります。主目的がアメリカでの就職であるため、ネットワークに関しては実際上どの程度生きてくるか疑問が残るところですが、日本での就職を念頭に置いた場合も、MBAを採用している多くの外資系企業は採用プロセスに英語が入ってくるので、英文レジメのターゲット業界ごとのブラッシュアップや英語面接の対策という意味ではProfessional Clubは活用できます。

3)独自の活動
学校、学生から与えられる1)、2)に加え、日本での就職を考えた場合、独自での情報収集、ネットワーキングが欠かせません。Georgetownに限らず、日本人MBA留学生の多くは、BCFをターゲットにインターンの就職活動をしている人が多いようです。個人による差はありますが、Georgetownでの学校と就職活動のスケジュールは以下のイメージ。
8月:  (学校)サマースクール + First Integrative(FEDEX)スタート
    (就活)自己分析、履歴書ブラッシュアップ、業界研究ほか
9月:  (学校)First Moduleスタート
    (就活)インターン方向性決定、履歴書完成、業界情報収集など
10月: (学校)First Module期末試験、Second Module開始
    (就活)投資銀行、コンサルのレセプション、面接参加、BCF出願開始
11月: (学校)Second Moduleグループワーク、提出物など最盛期、中間試験
    (就活)企業レセプション、面接継続、BCF参加。
学校側も日本での求人まではカバーしきれないため、情報収集から企業へのアポイントメントまで、独自での調査と活動が欠かせません。もちろん、早め早めに動くに越したことはありません。10月頃からはDCに加え、PhiladelphiaやNew York Cityに移動してのイベントが始まります。


最後に、僕自身の感想です。
1)スポーツジムのアナロジー
MBAは、高い金を払ってきているだけあり(笑)、学校のサービスは充実しています。キャリアに関しても、通常アクセスできない業界研究のサイトが閲覧できたり、アドバイザーに相談できたり、レジメレビューを利用できたり、学校主催の企業レセプションに校内で参加できたりします。しかし、あくまでも自分主導なので、自分がアクションを起こさなければ何も起きないのが実態です。上記のDirector(CM)はサマーのワークショップの際、高級スポーツジムのアナロジーで説明していました。つまり、ジムは最新のマシーン、インストラクター、プールなどの設備など何でも揃っているが、会費を払うだけでそれらを活用しなければ、まったく意味がないと。MBA全般に関してもいえることですが、結局自分で考えて、動いていかなければ、何も起きないまま2年間は過ぎていく気がします。

2)白紙に戻しての自己分析
MBA出願に際し、誰もがLong-term Goal, Short-term Goalなどについて考えていると思います。当然、MBA受験面接では強い意志を持って上記を説明するわけですが、、、合格後~サマー出願までの間には、一度それらを白紙に戻して、本当に何がしたいのかを考え、幅広くオプションについて検討してみるとよいと思います。これは学校からも、日本で相談したキャリアコンサルタントからも提案されました。もちろん、最後には絞る必要はありますが、原点に返り考えてみるのは一考の価値ありです。

3)ネットワークの活用
日本での就職を考えたときに、留学前の受験勉強をともにした友人や、MBA壮行会やレセプションで会う企業の方、また学校のアルムナイ、2年生など、縦横のネットワークがとても重要です。MBA受験をしていた最中は、“ネットワークって何だよ?”って感じでしたが(笑)、こちらに来てよく意味がわかりました。サマーに向けた就職活動を通し、他のMBAに進学している同級生や大学や会社の先輩からの情報がどれだけ大事かということを思い知らされました。


Georgetownのキャリアサポートとインターンの就職活動について、自分なりの考えを記してみました。結局、MBAの価値は社会へのインパクトで図られるのだと思います。MBAとしては比較的歴史の浅いプログラムですが、経験と実績のあるDean以下、学校よくしていこうというエネルギーを感じます。学校とともに、この二年間で急成長を遂げ、自分なりのインパクトを社会に与えていけるように引き続きがんばりたいと思います。 (AK)

Monday, December 10, 2007

Module two finished

先週1週間をかけてmodule twoのfinal examが終了し、今週からビジネススクールは年明けまで休みに入りました。8月末から始まってからあっという間に過ぎてしまったという印象です。何が進歩したのか?というとまだ基本的な内容の科目が多かった為に具体的に「これだ!」というものが見出すのは難しかったかもしれません。でも、7年以上もどっぷりと仕事に浸かっていた頭には、いい意味で情報整理が出来て新鮮な感覚を覚える時間でもありました。なかなか日々の業務に追われる中で基本に立ち戻って自分のやっている業務を考えることって無いですからね。
もう一つこちらに来て改めて思うのはMBAで何を学ぶのかという目標設定は非常に難しいということです。MBAへの過度な期待という虚像を排して考えると、MBAの持つ本来の姿は就職のための職業訓練学校であり各科目もアカデミックというよりは効率性を追求したものに感じます(ちょっと極端でしょうか。。。)。でも、丁度今好調だったアメリカ経済がサブプライム危機による曲がり角に差し掛かっているタイミングのせいでもあるかも知れませんが、何を学ぶのかという手がかりみたいなものは見えてきた気がします。それは一言で言えば「リスク」だと思います。今も昔も変わらずアメリカをアメリカたらしめているのは「Go west」の精神なんだと思います。今はもう地理的なフロンティアは無いのですが、経済的にも政治的にもアメリカの根底には「Go west」「Risk take」の精神が根付いていると感じます。時には今回のサブプライムのように行き過ぎて打撃を受けるのですが、これでアメリカ全体が考え方を変えたようには思えません。でもこのリスクを取ることを前提にして、それをどうヘッジするのか、どう乗り越えていくのかを真剣に考えているところに本当のアメリカの強さがあると思います。なかなか平和と安定の日本にいると身をもって学べないことかもしれません。先日ある教授とざっくばらんに話す機会があって、そんなアメリカの特徴の話をしたら「でも、リスクを取るのは東海岸と西海岸だけで中部の人たちはまったくそんな性質では無い」と言ってました。その方はまさに中部の出身なのですが、既に5つも会社を立ち上げていらっしゃいました。彼女が特別なのか、それとも。。。
年明けのmodule threeからは選択教科が始まります。大別すると学生はファイナンス系とマーケティング系に分かれていくのですが、ちょっと気持ちを新たに取り組んでみようと思います。

DM