Thursday, March 18, 2010

Global Residency in Johannesburg

Global Residency(旧名Global Experience)は当MSBの看板プログラムの一つです。具体的にはまず南アフリカ、ベトナム、中国、ブラジル、チェコの1カ国(今年度の例)から1カ国を選択し、次に選択国内の企業ないしはプロジェクトの一つをチームを組んで担当し、コンサルティングを行うものです。第2Moduleの初めに担当プロジェクトが決まり、以降、チームごとに課題に取り組み、第3Moduleの最後に当該国を訪れ、各企業に対し最終プレゼンテーションを行います。

私はかねてより興味のあった南アフリカを選択し、また担当プロジェクトはIFC (世銀グループの民間部門投資銀行)のClean Techへの有力投資候補先をSub-saharan Africa域内で調査し、またどのように投資先を選別すべきか、というものを担当しました。経済情勢の厳しいアフリカ諸国において、Clean techがどのように位置付けられているのか興味が有ったのですが、Solar Powerが有力なエネルギー源として位置付けらている事や、少ない電源で明かりを提供する電球が求められている事など興味深い発見があり、改めて面白いプロジェクトが担当できたなあ、と思います。

また、担当プロジェクトとは別に企画されていたSowetoツアーなどで、アパルトヘイト後もいまだ南アフリカが抱える複雑な問題、例えば有色人種間での格差が広がりつつあることなどやあらゆる面で人材が不足している中、どのように国を運営していくか、などを垣間見る事が出来たのは貴重な経験です。一方でワールドカップの第1試合開催予定のスタジアムツアーのように、6月からのワールドカップがどうなるか、サッカー好き皆で胸を震わせる事ができた企画も有りました。

そして何よりもヨハネスブルグ近郊の景色の素晴らしさが何よりの驚きでした。治安が世界最悪、などと言われているヨハネスブルグですが、少し町を出ただけでアフリカの大自然の一端を味わう事が出来ます。


さて、Global Residencyも終わりいよいよ最終Module,もうすぐ卒業です。TN