Sunday, September 24, 2006

digital mind-set

MBAの2年生が始まってしまった。

夏の間は、1ヶ月ほどUSA内を旅行した後、Japanに戻っていた。
Japan Societyの同級生の中には、旅行が大好きな方もおり、休みに旅行しないなんて超もったいなーいというreactionを受けるのだが、僕は旅行が特に好きでもなく、美術や音楽にも興味がなく、更に最近はテロやら内戦やら未知の伝染病やら、世界中あちこち危ない。
一瞬、世界中を旅行しようか?という盛り上がりが自分の中で発生したものの、まぁ、旅の感動なんてどーせすぐ忘れるし、flowにしかならんな、と、いつもの冷めた感覚がすぐに戻った。
と言うことで、Japanでは、Tokyo / Okinawaのどちらかにいて、あとは親孝行で、母親を連れてThailandに旅行に出ていたりしていた。

で、Tokyoでは、会社の同僚や、社外の友人と時々会っていたりしたのだが、そこで色々な人に言われたのだが、僕の思考はデジタル化しているようだ。

こんなことがあった。
僕の女友達には、30歳前後の方が結構いる。顔良し・オシャレで今風・人気の職業(医療従事者、アパレル等)・明るく会話上手、という、モテる条件を全て兼ね備えたような女性達だ。

この帰国で、何人かと久々に会って飲みに行って会話したのだが、皆さんが口にする共通の話題に「私もそろそろイイ人を見つけないと…」ってのが目立った。
話してみると、女性は30歳というのが一つの区切りらしい。
どー見ても素敵な女性なのだが、出会いがないのは如何ともし難いようだ。

※まぁ、独身/既婚で人間の価値が変わるはずがない。でも、in the public eye的に、そのような区切りが存在することは、現実として認識せざるを得ない。

以前なら、こんなsituationになると、駆け引きのtimingを図るか、もしくは「いやそんなことないよ。君ならきっと素敵な人が見つかるさ」的な、毒にも薬にもならないfollowをしてお茶を濁していた。

しかし、MBA入学後の僕は、以下のようなreactionが典型的だ。
「厚生労働省による人口動態統計によれば、我が国における初婚年齢は、男性29.6歳、女性27.8歳らしいよ。また、法的に結婚が許される年齢がrangeの開始だとして、これにチェビチェフtheorem(名前が正しいのか実は分かってないのだが、構わず続ける)を無理やり当てはめると、標準偏差が4歳位だと思うんだよね。と言うことは、今29歳の君は、(29-27.8)÷4=0.3なので、標準偏差0.3個分しかmean valueからずれてない。この点のp-valueを正規分布表から求めると、約0.618だ。つまり、29歳の女性は、100人中62人しか結婚していないということだよ。29歳でもまだまだ全然OKだよ」

これを聞かされた女性は、たいてい最初は「はぁ!?ナニ言ってんのアンタ、意味分かんないわよ!」という顔をする。が、僕としては、漠然と自分に自信を無くすよりも、自分のpositionをquantitativeに理解してほしいと思い、ついつい熱が入る。
最後には、僕の意図を理解し、安心してくれる(ように僕には見えている)。

そういえば、以前も「女が男を選ぶのは、外見でも、学歴や経済力でもなく、精神的な包容力が全てだ」と主張した女友達を、統計学や経済学、社会学などを持ち出して徹底論破したことがあった。
「世の中のカップルを100組サンプルとして抽出する。て、そのうちxx組がyyの特性を持つカップルである。この背景は○○○である。結論としては、君の主張は数量的な裏付けに欠け…」という具合である。
その後、しばらくこの友達とはcommunicationが途絶えた。

MBA留学では、頭がデジタルになるようです。デジタルな自分も嫌いじゃないけど、
どうなんでしょうかね?

あー長々と書いてしまった。これからService Operationの予習しなきゃ。
それでは皆さま、おやすみなさい。
Kuni