Saturday, November 17, 2007

学校選び

11月も半分折り返してしまいました。早いですねえ。Class of 2010の皆様の中で既に1st roundでいくつかの学校に出願された方は、これから年末・年始に掛けて徐々に1st (またはearly round)の結果が出始め、2nd以降の受験校を最終決定していくタイミングでは無いかと思います。今回は受験校選定について「入学後の今思うこと」について少しお話しさせて頂きたいと思います。

受験校選定基準とは要は ”Why this school ?” の部分ですが、私の場合、大きく次の3つでした。①General Management系の学校であること。②ランキングは高いに越したことは無い。③できれば小規模校。という極めてジェネラルなものばかり。出願書類作成に向けそれなりに調査をしたり、在校生や卒業生の方々にお会いしてお話を伺い、書き上げたものの、今思うと多くの学校については出願書類作成の為の調査を超えるものではなかった気がします。

ビジネスクールに入学して3ヶ月が経過した今(当然ジョージタウンしか知りませんが)、受験時代にはなかった視点で結構重要だと思うことは、次のようなものです。①自分の専門としたい科目の教授の教育者としての質。②International Studentについての理解。③日本人の同級生。④住環境。

先ずは①について。まだコア科目しか受けていない段階ですが、やはり学びの質は教授の質によるところが非常に大きいと感じています。ここで「質」というのは研究者としての質や、実務経験者としての質というよりも教育者としての質です。おそらくどの学校にも「学生がTake Awayを最大化できるための授業」を心がけている教授が必ずいると思うのですが、特に自分の専門としたい分野の教授の質については多少のランキングの差など問題にならないくらい重要だと思いますので、各受験校の在校生等にご相談され、詳しく調査されることをお勧めします。

次に②ですが、Native English Speakerに近い方は別として、「大学時代に1年間留学してました」という程度ではアメリカ人やヨーロッパ人、インド人と伍して議論をしていくのは非常に難しいと感じています(もちろん個人差はありますが)。ジョージタウンでは、”International” という事に重きを置いている学校だけに、海外(米国外)在住経験のあるNative speakerが多く、入学後のオリエンテーションでも”International Student” への理解についてのセッションが設けられています。その効果もあってか、私のスタディーグループ(Native4名+日本人1名)では、Native speakerがかなり気を使って一緒に議論してくれています。卒業後にNativeと対等にビジネスをしていく英語力を養うことは入学前に想像していた以上に大変だと感じていますが、周囲の理解の有無によっても英語力の伸びがかなり違うのではないかと思います。

最後に③と④はより主観的な部分が大きいこともあり一緒に書いてみたいと思います。ジョージタウンMSBの「嫁ブログ」からも感じられるのではないかと思いますが、在校生はそれぞれの家族も含めかなり仲良くやっています。やはりアウェイで戦う日本人メンバーがある程度の人数いることと、仲良くやれていることは物理的・精神的な支えになります。こればっかりは入学してみないと分かりませんが、進学先決定前の集まりなどで各校の日本人同級生の雰囲気を感じることはかなり重要だと思います。また、私は現在単身で生活していることもあり、ワシントンDCでの日本食レストランの多さや、治安の良さなどにより生活面でのストレスが軽減されていることで非常に助かっています。

こうして書いてみると若干「ジョージタウンで良かった」的な感想文にも読めますし、皆さんに是非当校にいらして頂きたいという思いがあるのも事実なのですが、他の学校に進学される場合の判断基準の一つとしても少しでもご参考になれば幸いです。

SO