Saturday, January 24, 2009

Inauguration

皆さんもよくご存じと思いますが、去る1/20にオバマ大統領の就任式がこのワシントンDCで行われました。4年に一度のイベントであり、特に今回は圧倒的な人気を誇る初の黒人大統領ということで、100万人を超える人(一説では200万人とも)がキャピトル前のナショナルモールと呼ばれる広場に集まりました。

私はといえば、氷点下の中で何時間も待たなければならず、また手荷物等も制限されるということで、1歳の子供を連れていくのは無理とあきらめたのですが、多くのMSB学生がこのセレモニーを楽しんだようです。どうやって入手したのか当日夜に行われるオバマ大統領夫妻も出席する公式のダンスパーティに参加した学生、気合いでパレードの沿道を確保しオバマ大統領を目に焼き付けた学生、そしてモール内の巨大スクリーンを通して演説を聞きながら周りの人々と盛り上がった学生。一言目には寒かったと感想を漏らしていましたが、その瞬間を共有したことは忘れられないものとなるのだろうなと思いました。あーうらやましい。

基本的に小さな政府派の私としては、(大きな政府も小さな政府も問題ではないといわれてしまいそうですが)どちらかといえば大きな政府をよしとするオバマ大統領がこの金融危機をどう乗り切るのか、今後の政策を非常に興味深く見ております。また折に触れて感じるアメリカのシステムの柔軟性、決断の速さを考えると、日本と違って意外と早くバブル後遺症から抜け出せるのではないかとも期待したりもします。

最後に少し宣伝になりますが、今回の就任式は特別としてもGeorgetown大学やワシントンDCではアメリカのみならず世界中の著名人のスピーチを聞く機会が非常にたくさんあります。私もライス元国務長官やジュリアーニNY市長、メディア王マードック氏、ダライ・ラマ14世等いろいろな方の話を聞く機会がありました。このような経験ができるのも、MSBが国際都市ワシントンDCに位置し、その中で一定のステータスを得ているからこそだと思っています。

成功した人々にはやはりそれぞれ成功する理由(知識、技術)があり、そのほとんどは暗黙知の部分になると思いますので、そういった人々の話を直接聞くというのは非常に有益だと思います。また私のように単純に有名人が見たいという願望もかなえてくれますので、そういった点も含めてMSBの良さを考えていただければと思います。

Ken