Monday, December 10, 2007

Module two finished

先週1週間をかけてmodule twoのfinal examが終了し、今週からビジネススクールは年明けまで休みに入りました。8月末から始まってからあっという間に過ぎてしまったという印象です。何が進歩したのか?というとまだ基本的な内容の科目が多かった為に具体的に「これだ!」というものが見出すのは難しかったかもしれません。でも、7年以上もどっぷりと仕事に浸かっていた頭には、いい意味で情報整理が出来て新鮮な感覚を覚える時間でもありました。なかなか日々の業務に追われる中で基本に立ち戻って自分のやっている業務を考えることって無いですからね。
もう一つこちらに来て改めて思うのはMBAで何を学ぶのかという目標設定は非常に難しいということです。MBAへの過度な期待という虚像を排して考えると、MBAの持つ本来の姿は就職のための職業訓練学校であり各科目もアカデミックというよりは効率性を追求したものに感じます(ちょっと極端でしょうか。。。)。でも、丁度今好調だったアメリカ経済がサブプライム危機による曲がり角に差し掛かっているタイミングのせいでもあるかも知れませんが、何を学ぶのかという手がかりみたいなものは見えてきた気がします。それは一言で言えば「リスク」だと思います。今も昔も変わらずアメリカをアメリカたらしめているのは「Go west」の精神なんだと思います。今はもう地理的なフロンティアは無いのですが、経済的にも政治的にもアメリカの根底には「Go west」「Risk take」の精神が根付いていると感じます。時には今回のサブプライムのように行き過ぎて打撃を受けるのですが、これでアメリカ全体が考え方を変えたようには思えません。でもこのリスクを取ることを前提にして、それをどうヘッジするのか、どう乗り越えていくのかを真剣に考えているところに本当のアメリカの強さがあると思います。なかなか平和と安定の日本にいると身をもって学べないことかもしれません。先日ある教授とざっくばらんに話す機会があって、そんなアメリカの特徴の話をしたら「でも、リスクを取るのは東海岸と西海岸だけで中部の人たちはまったくそんな性質では無い」と言ってました。その方はまさに中部の出身なのですが、既に5つも会社を立ち上げていらっしゃいました。彼女が特別なのか、それとも。。。
年明けのmodule threeからは選択教科が始まります。大別すると学生はファイナンス系とマーケティング系に分かれていくのですが、ちょっと気持ちを新たに取り組んでみようと思います。

DM