Harley-Davidson Factory Tour
Operations Strategyの授業の一環として、PennsylvaniaにあるHarley-Davidsonの組み立て工場へ行ってきました。大雨の中、片道2時間半ほど運転しなければならなかったのですが、苦労の甲斐がありました。工場見学は色々な意味で非常に興味深いものでした。Harley-Davidsonは、知名度もそれなりのブランドイメージもあり、且つEmployee Involvement, Just-In-Time inventory, そしてStatistical Operator Controlを実践しているとケースで習ったため、日本の様なハイテクで整理された小奇麗な自動車組み立てラインのような所を想像してしていったのですが、実際には労働集約型の町工場、といった感じでした。各部品のバーコード管理をしているといいつつも、部品が大量に入っている大きなバスケットがいくつも無造作に通路に置かれていて、(しかもラインからは程遠い)いくつか部品がなくなっても誰も気づかないのでは、という感じでした。日本では必ずユニフォームを着用すると思いますが、ここではそういったものもないようでした。従業員もキビキビとしているわけでもなく、日本会社のの工場を見学したときと随分違う印象を受けました。企業文化の違いと、アメリカ人と日本人の気質の違いを目の当たりにした一日でした。
このOperations Strategyは、オペレーションの専攻の方だけに限らず、役立つものではないかと思います。毎授業、ケースやそれに関連したリーディングを用い、フレームワークや理論をもとに、その企業の現状を分析し、改善方法の戦略をたて、論議するということをしてきました。教鞭をとるUlku教授の授業はとても明解でしたし、私はこの授業が好きでした。つい自分の専攻に偏った授業の取り方をしてしまいがちですが、たまには違う分野に挑戦してみると、意外なところで自分の世界が広がるかもしれませんね。
AM(class of 2007)
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