(今さらですが)夏のインターンについて(その1)
私はこの夏(もう随分前の話になります)、3つの仕事を経験しました。それぞれ変わったところがあるので、ここで少し紹介させていただきます。最初は、Georgetownの看板学部のひとつである外交学部(MSFS)でのResearch Assistantとしての仕事でした。約一ヶ月行った仕事は、アフリカの紛争・内戦と様々な要素との相関を見つけるというものでした。このデータベースが、CIAにある、各国の詳細情報であったり、コンソーシアムを形成してひたすら集めまくった戦争(戦争と認識されるものすべてになります。第二次世界大戦もこれに含まれます)に関連するデータであったり、政治の安定性を示すインデックスがあったりと、データの出所そのものが興味深いものでした。ここでは、SSN(Social Security Number)を取得することも出来、その後のインターンの手続きにおいても、とても有用でした。
次の仕事は、3Mからのマーケティング・プロジェクトでした。Macroeconomicsの教授が、3Mのmanagementとつながりがあり、そこから紹介された仕事です。最初のトレーニングと最後のプレゼン以外は、すべて在宅で行うもので、大半は3Mの海外支社の担当に電話でインタビューする形で行いました。3Mのひとつの製品のグローバル・マーケティング戦略を考える上で、それぞれの国の現状を把握することが課題で、チームを組んだもうひとりのクラスメートと分担する形で行いました。私は、アジア、東ヨーロッパ、中東およびアフリカ(エジプトと南アフリカのみ)の約26カ国を担当し、時差を計算に入れたスケジュール表をベースに、それぞれの国の担当とコンタクトしました。
最後のプレゼン前の中間報告(電話会議でした)で判明したのですが、一見、まとまりが無く、”何でも調べて”的に思われて飛ばしておいた項目についても、きっちりと結果を求められる点が、日本と違うと感じた点でした。そこは、残りの期間であわてて情報収集して、最後のプレゼンに間に合わせました。
またプレゼンでは、よくこちらの宿題で要求されるmanagement memoの重要性を、身をもって体験することが出来ました。Directorクラスの方が、プレゼンに同席していたのですが、最初の骨子説明の部分でざっと3?4つの質問をして、10分ほどで退席されました。このあたりは、とてもよい経験だったと思います。
次回は、Avaya(Lucentからスピンオフした電話会社)でのインターンの話をさせていただきます。こちらはfull-timeでした。
ひろ(Class of 2007)
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