Thursday, May 29, 2008

この二年間の感想


自分がもともと持っているスキルを向上させる為に来た他の日本人学生と違い、私がMBAを取りたかった理由は、基本的なスキルを持っていないので、MBAの勉強を通して進んだ技術や知識を修得することでした。初日は、自分がどこまで出来るのかということを心配しましたが、誰にも負けたくないという気持ちで、ジョージタウン大学MBAプログラムに参加しました。学費は非常に高ので、そのお金やお時間を無駄にしないように頑張りました。

初めの課題はジョージタウン大学のキャンパスではなく、ワシントンから一時間離れた会議場で5日間のインターグレーティブという合宿でした。このインターグレーティブでは様々な国から来たジョージタウンMBAの学生と6人のチームを組んで、一緒にコンサルティングケースを作り、他のチームと競い合いました。負けたくなかったので、あまり寝れずに大変でしたが、最終的には、準決勝まで進みました。

MBAの最初の一年間は非常に大変だと言われていたので、心の準備をしましたが、言われた通り大変でした。ファイナンスの授業は得に時間が掛かりましたし、ケースメソッドは私にとって新しい勉強方法であった為、最初は慣れませんでした。しかし、MBAのペースに徐々に慣れて来たので、勉強が楽しくなりました。学校での勉強だけではなく、ジョージタウンに関連する会社のコンサルティングプロジェクトもたくさん提供してもらえるので、一年生の時、三つのプロジェクトに参加しました。

MBAの学生は一年と二年の間に、会社でインターンとして働きます。私のインターンシップ先はノースウェスト航空会社のマーケティング部でしたので、一年間で学んだことを本当の職場で実践できました。

二年の時、マーケティングではなく、ファイナンスを勉強し始めました。 それを決断したきっかけは合併買収の授業を取り、初めてファイナンスのことが面白いと思ったことです。その後、教授や友達の意見やアイドバイスをもらった上で、ファイナンスの分野で就職活動を開始しました。いい仲間のおかげで、投資銀行の就職が決まり、7月から仕事が始まります。

この二年間の経験を通して、MBAの三つのいい点に気が付きました。一つ目は授業、学校、インターンシップ、 コンサルティングプロジェクト、ジョージタウンに来て頂いた専門者の話を聞くことによって、様々なビジネスを学べることです。二つ目は世界的に有名な教授との関係を築くことにより、新しい考え方を持てることです。そして、一番大事なのは、学校で人生に残る友達を作れることです。

もしMBAに入ることを悩んでいる方にこのブログを読んでいただいていれば、MBAの8万ドルの投資をお勧めいたします。MBAの教育費用は非常に高いですが、人生を変える投資だと思います。

この二年間、お世話になった学校、先生、友達、本当に有難うございました。

キング (’08)