Global Residency in Johannesburg
Global Residency(旧名Global Experience)は当MSBの看板プログラムの一つです。具体的にはまず南アフリカ、ベトナム、中国、ブラジル、チェコの1カ国(今年度の例)から1カ国を選択し、次に選択国内の企業ないしはプロジェクトの一つをチームを組んで担当し、コンサルティングを行うものです。第2Moduleの初めに担当プロジェクトが決まり、以降、チームごとに課題に取り組み、第3Moduleの最後に当該国を訪れ、各企業に対し最終プレゼンテーションを行います。
私はかねてより興味のあった南アフリカを選択し、また担当プロジェクトはIFC (世銀グループの民間部門投資銀行)のClean Techへの有力投資候補先をSub-saharan Africa域内で調査し、またどのように投資先を選別すべきか、というものを担当しました。経済情勢の厳しいアフリカ諸国において、Clean techがどのように位置付けられているのか興味が有ったのですが、Solar Powerが有力なエネルギー源として位置付けらている事や、少ない電源で明かりを提供する電球が求められている事など興味深い発見があり、改めて面白いプロジェクトが担当できたなあ、と思います。
また、担当プロジェクトとは別に企画されていたSowetoツアーなどで、アパルトヘイト後もいまだ南アフリカが抱える複雑な問題、例えば有色人種間での格差が広がりつつあることなどやあらゆる面で人材が不足している中、どのように国を運営していくか、などを垣間見る事が出来たのは貴重な経験です。一方でワールドカップの第1試合開催予定のスタジアムツアーのように、6月からのワールドカップがどうなるか、サッカー好き皆で胸を震わせる事ができた企画も有りました。
そして何よりもヨハネスブルグ近郊の景色の素晴らしさが何よりの驚きでした。治安が世界最悪、などと言われているヨハネスブルグですが、少し町を出ただけでアフリカの大自然の一端を味わう事が出来ます。
さて、Global Residencyも終わりいよいよ最終Module,もうすぐ卒業です。TN
大雪
ワシントンDCに歴史的な大雪が降りました。授業は1週間ほぼ完全に休校となってしまい、振替授業が週末に入ってきます。ビジットを予定されていたアプリカントの方も何名かこの大雪でワシントンDCまで辿り着くができず、残念です。。
首都機能がほぼマヒしてしまう一大事な筈、なのですが、この事態をも楽しんでしまうのはやはりアメリカ人の凄い所。デュポンサークルでは雪合戦大会が企画され、5千人だかの人々が参加したそうです。
NASAが大雪の日の上空写真を公開しています。
http://earthobservatory.nasa.gov/IOTD/view.php?id=42568
公式Reception開催されます!(12/3 19:30-21:00)
当校Admission Office主催による、Receptionがアゴスにて開催されます。当校を知り、またAdmission Officeの方々へも直接話ができる良い機会となりますので、是非奮ってご参加ください!
当校アルムナイも複数名参加し、MSBの魅力をお伝えします。
下記よりご登録ください。
https://register.applyyourself.com/?id=gtu-mba&pid=975&eID=26085&rid=1日時 12月3日(木) 19:30-21:00
場所 AGOS Japan Room #106
http://www.agos.co.jp/about/map/index.html宜しくお願いいたします
Global Strategyのクラスにて
二年目に入ると授業のほとんどが自分の興味に応じて選択したものとなります。Global Strategyもその授業の一つで、企業の国際事業展開について毎回異なるケースを元に分析します。担当のHeenan教授はChevronやCITIなどで豊富な実務経験を積まれ、その後ハワイ大学などでも教鞭を取られたり、と多様な経験に基づいて授業を展開します。取り上げられる企業もCaterpiller, BoeingといったメーカーからStarbucks,はては中国のHaierまで様々です。
サンクスギビング前の24日はHaierの授業について取り上げた後、残り10分ほどで教授は授業を終えました。そして今日は特別にサンクスギビングについて、と前置きをしたうえで、自らのお知り合いで、かつて海難事故に遭い、弟とはぐれてしまったものの、その後弟も助かり再会を果たせた話を紹介したうえで「誰もが、何かしら語れる特別な経験があります。それは、誰もが唯一の特別の存在でもある、という事です。サンクスギビングはそんなことを考え、周囲の方々に感謝をして(thanks giving)すごしてください。」と、訥々とした口調で生徒に語りかけてくれました。サンクスギビングはちょうど日本で言うところのお正月のような雰囲気となり、生徒もお休みモードに早くも突入しますが、そんな中思わず聞けた良い話でした。
Pandora
今日はPandoraという音楽検索サービスをインターネット上で展開している会社の創設者でありChief Strategy Officerの、Tim Westergrenの講演会がありました(詳細にご興味ある方は下にWikipediaの説明が有ります)
http://en.wikipedia.org/wiki/Pandora_(music_service)講堂はほぼ満席、そこに登場したWestergren氏Tシャツにチノパンというラフな格好で、さすが西海岸のInfo Tech会社の雰囲気十分です。が、いざ公演が始まると創設時の苦労話(サービス開始が2000年、その後dotcom bubbleの崩壊が有りファイナンスが付かなくなったり)から、現在、多くのsubscriberを得て人気を博した状態に至るまで、随所で笑いを誘いながらも1時間一気に話を進め、大変面白い講演会でした。
特に印象深かったのは、まず自分の好きなartistないし曲名を入力するとその曲を好きであろう人の好みにあった他の曲、artistを紹介してくれるというそのサービスの発想です。確かに、音楽好きならMTVからラジオまでチェックして音楽の幅を広げていくのでしょうが、そうでない人も多くいるはずで、ふと違う音楽を聴きたくなっても結局昔から好きだったCDをかけている、ということも(少なくとも私は)ままあります。
最初はお試し10時間Free+その後は課金サービスで試したそうですがうまくいかず、すぐに原則Freeに切り替え、収入源を広告とその後の楽曲購入先(Amazon, i-tuneなど)からの手数料に切り替えた点にも、発想の柔らかさがうかがえます。
インターネットバブルが崩壊してから結構な年数がすでに立っていますが、やっぱりまだまだ発想一つで、いくらでも潜在的な需要は掘り起こせる力はネットにあるのだな、と改めて思いました。講演会は色々な業界の方々の話が聞け、楽しいひと時です。 TN
GE Live
昨日水曜日のお昼に、Notre Dameが主催し、Live中継で当校はじめ INSEAD, IESE, Dartmouth, DukeとIndianaの各校MBAを結んだ"GE Live"なる講演会があり出席してきました。メインスピーカーはGEの最高責任者であるJeff Immelt (Chairman and CEO) とKeith Sherin (Vice Chairman and CFO)の2名。
私は授業の関係でQ&Aセッションからの参加になったのですが、印象に残ったのは"Vision"の重要性を訴えるImmelt氏の姿勢です。例えば、Immelt氏は米国には輸出に関する明確なVisionがなく、ドイツなど輸出大国に見習うべき点が多々あると訴え、また、学生からの質問"Harvard MBAでどのようにリーダーシップをはぐくみ、何を学んだか?”という質問に対しては"MBAの授業からは何も学ばなかったし、もう何も覚えていないよ”と笑わせた後、”MBAの2年間、貴重だったのは自分についてじっくり考える時間が有ったこと。君たちの中にはこれからInvestment bankingに行きたい人もいれば、Managementをしたいと考えている人もいるだろう。大切なのは自分のVisionが何かをはっきりさせてそのVisionに基づいて行動することなんだ。Managementをやりたければ銀行には入るものではないし、その逆もまたしかり。自分だけのVisionが何かを考え、それに基づいて将来やりたいことをしていってください”
MBAの生活は授業やら宿題やらチーム会議やらパーティやらに追われる毎日ですが、それでも社会人生活と比べると自分について考える時間は多く有るように思います。MBA入学時には将来を踏まえて学びたいこと、身につけたいことなど目標が色々有り、まだまだそれには至っていないのに、ここ最近、2年目に入って慣れも出てきたせいか、何となく流されるように毎日を送っていた自分がいた訳ですが、目を覚まさせてくれる貴重な講演会でした。 TN
Japan Society Welcome Dinner
..を、おなじみのCafe Asiaで開催しました!Japan Societyに興味を持ってくれている新1年生を歓迎する会だったのですが、日本からの留学生は勿論、アジア各国からの留学生も多く集まってくれ、その数約30名。普段授業のスケジュールが異なるため、うっかりすると1年生と話をする機会も余りないため、Class2011の方々と知り合い、話をする良い機会になりました。
まだModule 1も始まったばかりで、昨年のこの時期、授業の宿題の量の余りの多さに疲弊し、また今後の授業についていけるか不安だったりしたものですが、話してみると今年の1年生の多くもやはり同じ事を感じているようです。1年目の冬までには環境に慣れ、Time Managementを如何にうまくこなすか解ってくるのですが。。ともあれ、週末前の木曜日夜という事もあり、皆さん元気です。
その後はオックスフォードプログラム参加者有志による飲み会があり、私は二次会を失礼したのですがCafe Asiaでの会終了後、お店の前で次はどこに行くべきかを話し合っていた大勢の1年生の姿が印象的でした。 TN