Wednesday, April 30, 2008

Japan Trek その5 / 旅の終わり

最終日は、我々Trek organizerが準備した3っつのOptionnal tourに別れて行動しました。

1. Deeper Kyoto
2. Osaka Explorer with KOBE beef & sake
3. Hiroshima Experience

1. Deeper Kyotoでは、この前のblogで書いたとおり伝統的な京都を楽しみました。
2. Osaka Explorer with KOBE beef & sakeでは、東京とは異なる大阪の魅力を楽しみ、神戸では神戸牛鉄板焼きランチと灘の酒倉を訪問。神戸牛はアメリカでは相当有名(神戸産ではないもののbrand beefとして有名)ですので、本場の"KOBE beef"ということで期待感は相当高く、当然質と比例関係にある価格との折り合いをどうつけるかがポイントでしたが、行ったお店のchoiceも良く、参加者は大満足。そしてそのあとに訪問した灘の白鶴酒造では利き酒をしてフラフラになりつつ、相当量のお酒を全員購入!

3.Hiroshima Experienceでは広島の原爆ドームと平和祈念館、安芸宮島を訪問。実際に原爆が投下された場所にたち、一同で説明資料を読みながら当時の風景を瞼に浮かべると、言葉では語り尽くせない思いがこみ上げてきました。個人的には、日本人として原爆については理解しているつもりだったのですが、原爆投下時点での直接的被害に加えて、GHQによる二次的被害があったこと等、正確なインパクトを知らないことに気づかされました。参加者の米国人は複雑な思いがあるようで、自分の国がとった行動による悲しい事実から目をそむけてはならず、忘れてはならないことを思い知らされたとコメントしていました。原爆ドームの前で自ら被爆者であるという英語ガイドの方にお会いし、詳しい説明をして頂きました。世界の人々により多く原爆の悲惨さを知ってほしいとの思いを胸に英語を勉強され日々ガイドを生き甲斐にされている姿勢と目の前に迫ってくるお話は涙なしには聞くことはできませんでした。本当にありがとうございました。

こうして、参加者それぞれの思いを胸に、Japan Trek 2008は終わりへと近づいています。最後の夜は京都四条で大宴会。次の日は朝5時起きでflightにもかかわらず、結局朝4時頃までフラフラになりつつ遊んでいました。旅行前はまだお互いに深く知りあってなかった仲間が、一週間でこれほどまでに深く知りあうとは思いませんでした。まだまだ伝えきれなかったこともありますが、Trek organizerとしては満足する出来でした。勝手な言い分かもしれませんが、我々なしではこんな日本旅行はできないので、参加者は本当にluckyだと思います。

東京から名古屋、京都と6日間で、伝統的な文化が溶け込みつつ新たな独自の文化・慣習が生まれている日常、優れたoperationやinnovationが息づく現場、価値観や人間性を直接問う史跡、を駆け足で経験したわけですが、参加者はこれらの経験から何を得たのでしょうか?それぞれに違うものを得たと思います。私は、新たな強い絆を持つ友人と、そして、日本はもっと自信をもって進める国だという確信を得ました。新たな友人達は日本FANになり、今後も彼らの高い期待を裏切らないように頑張らないといけないですね。そして、彼ら以外にも伝えきれなかった日本についてもっとアピールしていきたいと思います。

SH

Monday, April 21, 2008

Japan Trek その4

Hot Springは非常に好評だったようで翌朝早い出発だったにもかかわらず、何人かはしっかりと朝風呂を楽しんだ様子(もちろん私も楽しみましたが)。今日は一路京都に向かいます。

Traditional Japanを楽しんでもらうのに京都はかかせません。高校、大学をここで過ごした私も説明に熱が入ります。1日目はバスで清水寺、金閣寺、二条城を巡りました。産寧坂のお土産物屋さんに後ろ髪をひかれつつまずは清水寺に。さすがに京都を代表する名所とあって修学旅行生や観光客でいっぱいです。京都を一望する景色、清水の舞台、音無しの滝と見どころたくさんでしたが、もしかしたら皆が一番楽しんだのは縁結びの神様がいる地主神社だったかもしれません。修学旅行生と変わらぬ喜び様に良かったと思いつつも日本の伝統を理解してもらう日はまだまだ遠いと思った私でした。

ランチの後は金閣寺へ。日本庭園に浮かぶGolden Pavilion、写真で見ていたとはいえさすがにそのコントラストに驚いた様子。皆何枚も何枚も写真を撮っています。ゆっくりと日本庭園も楽しみたいところですが、そうもいかず二条城に向かいます。これまでとはうってかわって江戸時代の建造物を室内から楽しみました。屏風絵や鴬張りの廊下などもちろん初めて。珍しそうにのぞき込んだり、ゆっくり歩いてみたりと時間に無理をしてでも連れてきたかいがあるというものです。

さて、2日目は広島観光組、大阪&神戸観光組、京都観光組に分かれて観光しました。私はもちろん京都へ。午前中は、事前に申し込んでいた京都御所見学。建物内は入れませんが、敷地内を英語のガイド付きで見て回れます。朝のすがすがしい空気の中、日本庭園を歩いていると日本人であることを実感します。ガイドさんがいるのに甘えて自分が一番楽しんでしまいました。

ランチはちょっとこれまでと趣向を変えて京風中華。町屋を改装したレストランともあいまってみな非常に満足してくれた様子。また、これまでの旅の中、日本のレストランがベジタリアン向きでないことを何度も実感させられましたが、このお店はしっかりと対応してくれました。周りのみんながうらやましそうに見ているなか、ベジタリアンのA君のちょっと得意そうな顔が忘れられません。

その後2パーティに別れて私は銀閣寺→南禅寺コースへ。残念なことに銀閣寺は修繕工事中で幌をかぶっていましたが、気を取り直し南禅寺に向かいます。ここでは人力車で移動することにしました。30分の短い旅ですが、人力車を押してくれたお兄さん・お姉さんもなんとか英語でコミュニケーションをはかってくれた様子で、南禅寺では一緒に写真を撮ったりしてます。ここらへんの人懐っこさはさすがです。

南禅寺三門と館内を拝観した後、平安神宮へ。その後時間が押してしまい何人かはホテルに戻ってしまったのですが、残りのメンバーは少し祇園の雰囲気を楽しもうと祇園に向かいました。ラッキーなことにお茶屋さん前でなんとか舞妓さんも見せることができ、とりあえず今日の旅は無事終了です。このあと先斗町を歩いてFarewell Partyに向かいましたが、京都の夜の話はまた次回。

さて、振り返って考えると、たった1日ですが行程をスクラッチから考えるのは結構めんどくさかったです。でも、喜んでもらった顔を見て本当にやってよかったなぁと思いました。

Ken

Monday, April 07, 2008

Japan Trek その3

楽しかった東京での4日間を終え、新幹線でいざ名古屋へ。目的はトヨタ自動車さん工場見学と犬山温泉。
もはや日本企業という枠を飛び越えたTOYOTAを見学できるという事もあり外国人のみならず我々日本人も楽しみにしていた企画。まずはトヨタパビリオンを見学しお昼は名古屋名物“ひつまぶし”。もちろんeelといえば外国人の反応は良くありませんが、味には皆満足していただいたみたいで結果オーライということで。
続いては工場見学。“改善”、“カンバン”、自動化ではなく“自働化“、”環境再生型工場作り”。オペレーションの授業で予習はしていたものの百聞は一見にしかずです。外国人学生の多くは製造現場の経験がなく(当たり前ですが)、また今後も金融やコンサル、マーケの世界で生きていくのでしょうからこの経験は何物にも代え難いものだったはず。当然その後のQ&Aも活発なものに。最後はアテンド頂いた方よりtakeawayは?との質問。もちろん答えは“Buy TOYOTA”。

トヨタ自動車さんへの訪問の後は、本日の宿泊先である犬山温泉へ移動です。”Hot spring”は外国人に是非体験してもらいたい日本文化なので、張り切って行きたいところ。温泉自体については当初、水着を着られないことへの不安感を示す人も何人かいたものの、結局みんな露天風呂を楽しんでくれた様で一安心。
温泉で東京での疲れを癒した後は、日本風”Enkai Night”の開始です。かなり広い座敷の宴会場に浴衣を着た27名が集合、浴衣の下にジーパンをはいている人も約一名見かけたものの、みんなばっちり決まってました。
会席料理も終了し、お酒も入ってきたところで宴会芸の開始です。トヨタ自動車さんで熱心に”Kaizen”について説明して頂いた方のモノマネを見事にこなすアメリカ人は圧巻。その後は、2チームに分かれて二人羽織でのシュークリーム早食い競争、箸を使って豆を皿から皿へ移動させる競走をしましたが、商品(駄菓子)と罰ゲーム(青汁)が掛かっていたこともあり、みんな意外とマジでがんばってくれました。”AOJIRU Oishi Desu”的な反応には若干拍子抜けだったものの、楽しい宴会となりました。